もどかしさ

元太くんの顔がものすごく好きだという話の次には、ダンスがものすごく好きだという話がしたい。
今でこそYouTubeがあって喋ってるところもふざけてるところもたくさん見られるけれど、少し前まではそういう姿を見る機会はほぼなかった。それでも熱が続いたのは、踊っている姿に引きつけられて止まなかったからだ。げんげんのダンスがいかに素晴らしいかということを10000字くらい語りたい。
語りたい……という意欲は常にある。が、いつも挫折する。そこには高い壁がある。


ダンスについて言葉で語るって難しすぎない?????


語彙が!!まじで!!!ない!!!!!


最高!!!めちゃくちゃかっこいい!!!!!エロい!!!!!
くらいしか言えない。それが本当にもどかしい。


もちろん、顔の良さだって本質的に何が良いかということについて語るのは難しい。でも、顔を構成するパーツの名称はわかるし、特徴を記述するためのいくつかの類型的な表現は知っている。それらを羅列すれば何とかいける。しかし、ダンスについては構成する要素すらわからない。要素に分解できない。ダンスに関する知識がなさすぎる。
まずもってジャンルがわからない。たまにダンスに詳しい方がブログなどを書かれて、「〇〇君はジャズダンスの基礎が出来てる」「ヒップホップ系のダンスが得意」「バレエを習っていた人の動き」といった記述をされていて、そういったものを読むと「なるほどーー」と思う。だけど、結局元々の違いをわかってないので、なるほどと思うだけで終わってしまう。
動きの特徴を記述しようと思っても、標準値はこれくらいというデータがないので難しい。大きい・小さい、柔らかい・硬い、高い・低いなどは比較対象があって成り立つ表現だ。ジャニオタ歴はそこそこの長さになったものの、踊れる子が好き!!というタイプでもなかったので踊りを中心に見るクセもなかったので蓄積がない。
ダンスの経験もないので、この技は難しい、といった知識もない。悲しいことに、わたしは運動神経のみならず音楽的センスもまるでない。音痴な上に、リズム感も壊滅的に悪い。踊りにとっては音は大切な要素で、音をどう聞いてどのタイミングで動くかというのが重要なポイントだ。たぶん。理屈ではわかる。でもそれを解する勘所がないので直感的にわからない。最近よく見る表現で言うと、解像度が低いのだ。
でも解像度が低いなりに違うということはわかるし、見るたびに「ああ!これ!ここ好き!!!」と思う。ただそのポイントを上手く言葉にできなくていつももどかしい。


少し話は逸れるけど、記述しやすいものとしにくいものはあって、たとえば現場レポを書くとき、アドリブやおふざけポイント、あとはアクシデントなどは記述しやすい。違いがわかりやすいし、言葉にしやすい。わたしもレポを書くときそういったものを取り上げることが多い。もちろんそれもオタクにとっては大切なことではあるけど、全体の中では些細なことだ。もっと、もっと真に大事なことがあるのに!!作品全体の良さや、げんげんのパフォーマンスの素晴らしさ、それを何公演もやり続ける凄さこそが大事なのに!!!と思う。でもそういうことを上手く表すのもこれまた難しい。ここもいつももどかしさを感じる。


かっこいい!!最高!!!好き!!!!!
で、それで十分かなとも思うけど、もうほんの少しでもいいから上手く言えるようになりたいとも思う。